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竜馬とフリーメーソン

2010.05.26 (Wed)

最近は、坂本竜馬関連の特集が組まれることも多く、

フリーメーソンに操られていたという話まで飛び出している。

坂本竜馬が結成した亀山社中が大量の武器を購入した相手が

グラバー商会で、経営者のトーマス・ブレーク・グラバーが

フリーメーソンだったということから持ち上がった話だ。

しかし、操られたというよりは双方の利害が一致して関係を

持っていたとするのが妥当だと思う。

グラバー自身は武器を売りさばいて紛争の火種を巻き、

それで商売をする武器商人だ。

竜馬自身は勝海舟から多大な影響を受けており、勝に会った後は

海軍設立のために奔走している。勝のために動いているといってもいい。

竜馬は常に勝の庇護を受けていた。

後に勝海舟が軍艦奉行を罷免され、神戸海軍操練所が廃止になったときも

勝の計らいで竜馬は薩摩藩に庇護されることとなる。

その後、薩摩藩が龍馬に出資して亀山社中が結成された。

目的は商業活動だが、竜馬には勝の教えが根付いており、

海外烈強国に対抗するには海軍の設立が必要であり、

神戸海軍操練所を廃止した幕府を倒す必要があった。

そのためには倒幕の鍵を握る薩長同盟を成功させなければいけないが、

両者の対立は激しく、相容れない状態だった。

そこで竜馬は、武器が不足している長州藩に薩摩藩名義で

武器を調達して供与し、その代わりに兵糧米不足の薩摩藩に

長州藩から米を搬送するという策を練り、両者の和解を試みた。

それがグラバー商会と武器を取引した動機であり、

竜馬には竜馬なりの目的があったのだ。

グラバーとは利害が一致しただけで、グラバーが操ったというには

いささか竜馬の志を軽んじているのではないだろうか。
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テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

01:34  |  雑談  |  Comment(0)

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