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いつかのメリークリスマス

2009.12.25 (Fri)

小さい頃はカトリック系の学校に通っていた。

そこでは定期的にミサがあるのだが、

選ばれた子供たち数人が銀食器を祭壇へ運んで行き、

司祭は銀食器に聖水を注いだり、

なんだか分からない薄い紙をパンだとか言って食べていた。

私も赤と白の衣装を着たくて銀食器を運ぶ係に選ばれないかなと

思っていたが、願いがかなうことはなかった。

神様は小さい子供の願いはかなえてくれないようだ。

変な白い紙(パン?)も食べてみたかったが、

それは司祭しか口にすることはなかった。

たぶん子供が食べたら吐き出してしまうのかもしれない。

園内には礼拝堂があったが、別の場所には教会もあった。

小さい頃一人でいることが多かった私を母は教会に連れて行き、

そこで私はしばらくの間、外人の神父さんと遊ぶことになった。

やることは英語のカルタみたいなもの。

英語を知らなくてもやっていくうちに単語だけはなんとなく

分かるようになった。

その頃はセサミストリートもよく見るようになり、

英語に興味をもち始めた。

小3くらいの頃には一緒に英語の遊びをやる仲間が3~4人増え、

宣教師の先生は私達に簡単なテストを行った。

テストといっても内緒で、わざと間違った文章を言い、

私達がその間違いに気づくかどうかというものだった。

先生は女の子の絵を指差しながら「He is~」と言った。

私は心の中で「あれっ、今『He』って言った?

女の子だから『She』じゃないかな?」と思っていたが、

内気な私は何も言えなかった。

だが仲間の女の子が「女の子は『She』だと思います」と言い、

先生は満足そうな顔で「よく分かりましたね」と褒めた。

私は何も言えなかった自分が悔しかった。

そして先生がテストをした意味は後になって分かった。

教会が母体となって行っているボーイ(ガール)スカウトを

日米合同で行うことになり、宣教師の先生は

先日、英語の簡単なテストをクリアした女の子を

地元の代表として推薦したのだ。

ボーイスカウトの代表みたいな人が教会に来たときに

「この子は頭がいいから大丈夫だと思いますよ」と先生が言い、

その子は喜んで参加していった。

私は悔しくて教会から帰った後はふさぎこみ、

次第に教会から足が遠のいた。

英語にも興味がなくなり、しばらくは家にいることが多かったが、

やがて昭和の受験ブームの嵐に巻き込まれることとなった。

中学は進学校(しょぼいけど)へ進んだのだが、

進学校というのは大概がキリスト教系の学校だったりするので、

また毎週礼拝堂でミサをすることになった。

クリスマスになると皆でトーチを持ち、行進した行事を思い出す。

行進の途中で夜空を見上げたら流れ星が見え、皆の歓声があがった。

ああいうときはあせって何も願い事が思い浮かばないものだ。

礼拝堂では英語で賛美歌を歌うのだが、

英語には興味なくなっても賛美歌は好きだった。

ラテン語の賛美歌もあった。今でもぼんやりと覚えている。

その頃、親元を離れて過ごしていた私にとっては

家族と一緒にケーキを食べるということはなかった。

私にとってクリスマスといえば礼拝堂の賛美歌と

赤と白の衣装、それにトーチ、そしてケーキの代わりに

わけの分からない白い紙(パン)が思い出だ。

それが私のいつかのメリークリスマスです。

まあでも結局は無神論者になってるんですけどね。


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